| 2005年8月24日(水)〜9月4日(日) |
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| 定休日:月曜日 |
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| ●ご挨拶 |
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この度、ギャラリー花影抄では、根付作家の和田
升(のぼる)さんをお迎えして、「根付彫刻展」を開催させて頂く運びとなりました。作家にとって初個展となる今回の展覧会、是非、御高覧賜りますよう、何卒、宜しくお願い申し上げます。
升さんの作品の数々を初めて拝見した時のことは、今でも良く覚えています。ご持参下さった袋の中から、ゴロゴロ、ゴロゴロとおびただしい数の習作の根付が出てくるのを、ただ驚きの眼で眺めておりました。根付作家というと、寡作という先入観もあり、その作品の量にとにかく圧倒されたのですが、想像してみるに昔の普段使いの「根付」も、毎日コロコロと生み出されたに違いないのです。コロコロ、ゴロゴロと増えていく丸っこい根付達。升さんの目指している「根付」も、きっと普段使いの「現代の根付」なのです。 |
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| ●根付彫刻展「升の世界 〜手中に遊ぶ仲間たち〜」に寄せて(美術ファン 湯本
哲) |
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『いま升さんの金魚根付に夢中です。私が金魚根付と出会って、まだ3ヶ月程です。初めて見た時は、なんだろうかと思ったのですが、ユーモラスな顔とスタイルに妙に心が惹かれてしまいました。値段も手頃だったので、好みの形のものを選び、ストラップにして使う事にしました。この金魚を手で握ると、その丸みのある形が手に馴染んで、とても心地よいのです。すっかり気に入ってしまい、暇があると手のひらで転がしているうちにどんどん艶が出て、観る角度によって木目が変化するのが、身を躍らせているかのように見えてくるのです。そうなると他の材質でできた金魚も欲しくなって、今では3匹の金魚がそれぞれ違った表情で、毎日楽しませてくれています。根付というと芸術品として鑑賞するものだと思っていましたが、升さんの金魚根付は根付と気軽に親しむためのきっかけとなる、本当に良い出会いだったように思います。』 |
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それにしても、升さんの頭の中に湧き出てくる創作のイメージやアイデアはとどまるところを知りません。ご自身も根付の修業をするのにあたって「頭の中にあるものをとにかく一度、出し尽くしてしまおうと思った。」と言っておられますが、沸き出すイメージに手が追いつかない!というような感じで、制作をしておられます。
初期の作品に多い玩具の「知恵の輪」のようなシリーズ(木の玩具的作品)。魚や恐竜の骨格を組み合わせたようなシリーズ。天使や子供達を表現したもの。それから、いわゆる根付らしい要素を満たしたシンプルで丸くデフォルメされた生き物のシリーズ、「金魚」や「かえる」、「ねずみ」などから、ちょっとなんだか不可思議な生物まで様々ですが、それらは、みんなポップで現代的なデザインでありながら、伝統的な根付的造形も持ち合わせるという新しい感覚に溢れています。 |
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| 升さんの作る作品の大きな魅力は、もうひとつ別のところにもあります。様々な種類の木材を制作に利用しておられて、普段は聞いた事も見た事もないようなたくさんの木に触れることが出来るのです。木というのは、こんなにも個性が違うのか!と驚きます。「根付」というものは、触ってみてはじめて良さが分かる、魅力が伝わる、という部分がほとんどです。是非、それぞれの木の質感や木目の持つ、美しさや楽しさを確かめてほしいと思います。 |
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新しい感覚の根付制作に取り組んでおられる、升さんの作品、およそ40点あまりが並びます。誰もが気軽に楽しめる!そんな根付彫刻展となってほしいと思います。
【作家紹介】
升(のぼる)・・・2002年頃より根付彫刻を始める。初個展。 |
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