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いずみ・陶根付展
[動物譚]
2006年5月31日(水)〜6月11(日)
12:00pm〜8:00pm (土日〜6:00pm)
●ご挨拶
 このたび、ギャラリー花影抄では、陶作家の北澤いずみさんをお迎えして、陶根付展を開催させて頂く運びとなりました。

 北澤さんは、急須や香合、豆皿・ぐい呑み、盆栽鉢などを手掛けられてきた作家さんです。小指の先ほどの子蛙が、ぐい呑みの縁に張り付いていたり、急須の蓋の摘みが、ドングリになっていたり、細かい細工を活かした渋くて可愛らしい雰囲気の物を数多く作ってきました。その仕事ぶりを見ていて、「根付心」を持っている人に違いない!と思い、陶根付での展覧会のお願いを致しました。
『ねずみの相談』
●陶による根付への挑戦
 象牙や黄楊などを彫刻するような根付の制作は「現代根付」の始まりと共に多くの作家さんが挑戦してきました。漆工芸や金工の方の根付もあります。ところが、陶による根付への取り組みというのは、近年、あまり試みる作家さんも少なかったのではないかと思います。陶の作家さんがこれだけ大勢いるのに、ちょっともったいないような気がします。
『うしとかえる』
 古い根付の歴史の中でも陶磁器製の物は、平戸焼をはじめ、京焼、万古焼など様々なものが残っており、陶根付を中心にコレクションを進める愛好家の方々もあるようです。
『かちかち山』
 陶という素材ならではの質感、表現、そして魅力がそこにはあります。
 主な陶による作品、例えば、、、、抹茶茶碗や急須、ぐい呑みなども、持ち心地や触感を大切にする物です。「陶根付」もやはりそういう部分では、特別に違ったものではなく、握った時の感触や外観の風情、そして実用性、このあたりがポイントなのでと思います。日本の陶芸の魅力が小さな中に凝縮したような作品が生まれれば、素晴らしいです。期待したいと思っています。
『因幡の白兎』
 
 今回の展覧会では、昔話などに出てくる動物達を題材にした陶器と磁器による根付、約30点の出品を計画しています。作家にとっても初めての挑戦ですし、まわりを見回しても、あまり例がない、「陶根付」の作品の発表です。様々な困難に挑み、展覧会開催へ漕ぎ着けて下さった北澤いずみさんに、この場を借りて御礼を申し上げると
ともに、是非、少しでも多くの方々に御高覧いただき、御意見や御感想を頂きたく、お願いを申し上げます。
【作家紹介】
いずみ・・・2004年頃より陶根付を始める。初個展。
『舌きり雀』