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●ご挨拶 |
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このたび、ギャラリー花影抄では、根付作家の楽虫さんをお迎えしての展覧会を開催させて頂く運びとなりました。
楽虫さんは、今回が根付作家としてのデビュー展、私たちも準備の段階から、大変楽しみにしていた展覧会です。 |
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まず、『楽虫(らくちゅう)』という銘について、作家さんに伺ってみました。
『楽』は、肩に力を入れず楽に。。。
『虫』は、小さくて何でもないもの。けれども奥深い存在というような。。。
そういう意味合いからの銘だそうです。 |
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| 古い根付師の中に『牙虫』とか『我楽』のような銘からとっているのでは?と思われることも多いとのことですが、ちょっと違うようです。ただ、『楽』のつく根付師には腕利きが多いので、あやかりたいとも言っておられました。そういう根付の黄金時代の流れの末席に、『楽虫』の銘を連ねたいという気持ちもあるのだと思います。古根付の作家を彷佛とさせる銘です。 |
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作家自身、研究のためと称して手に入れた古い根付を大変かわいがり大事にしておられます。現代の根付作家さん達は、それぞれ「根付」へ向き合うスタンスが違いますが、楽虫さんの場合は、お話を伺っていても、作品を拝見しても、本当に「根付」という物への愛情が伝わってきます。 |
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制作においては、「根付の基本」を大切にして、かわいかったり、愛着が湧きやすいようなもの、見たり触れたりする人が感情移入し易いものを心掛けておられます。「根付」とは、ショーケースの向こう側にある「美術品」ではない、もっと親しみやすい存在なのだという信念が感じられます。 |
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| 今回の展覧会では、「枝豆」や「茄子」のような野菜(自然物)、「うさぎ」や「なまず」などの小動物から、「唐子」のような人物、霊獣「麒麟」まで、様々な題材に挑戦しています。ゆくゆくは、「龍」や「獅子」のような技術的に高度で、根付としても伝統的な題材を手掛けていきたいとのことです。 |
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楽虫さんの作品は、どれも曲線や面の流れがうつくしく柔らか、ちょっとした部分が気が利いていたり、表情が愛らしかったり。「根付心」に溢れています。
今回の展示では、作品数10数点が並びます。皆様の御来場を心より、お待ち申し上げております。 |
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【作家紹介】
楽虫(らくちゅう)・・・2003年頃より根付彫刻を始める。初個展。 |
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