齋藤昌寛根付彫刻展

2008年05月10日 〜 2008年05月18日

ご挨拶

 昨年に続き、根付師の齋藤昌寛さんをお迎えしての展覧会を開催させて頂きます。作家にとって、二度目の個展開催。1年間の修練の成果が問われる作品発表です。根付彫刻は、1作品の制作に、日数が長くかかるため、1年間といっても、作品の数はそんなにたくさん作られるわけではありません。そのため、やはりひとつひとつの作品制作の中で、自問自答を繰り返し、着実にステップアップしていくことが必要なのではないでしょうか。厳しいものだと思います。
 今回の展では、昨年も出品された「麒麟」「獏」「獅子」といった同じ題材に、敢えて再挑戦しています。過去の自分と比較しようという気持ちの現れです。
 上記の3点の他、「河童」「竜」「水犀」などの空想上の生き物、「雉子」「象」「馬」「アシカ」などの動物など、十数点がならびます。(象牙のストラップもいくつかあります。)