春のあしおと ー横田敬子 陶雛・うつわ展ー

2009年1月29日(木)ー2月8日(日)

毎年恒例となりました、長野在住の陶芸家 横田敬子を迎え、新春を言祝ぐのにふさわしい、陶雛と器の展覧会を開催致します。作家にとって、雛は日本の家庭に受け継がれてきた風習として特別な意味合いがあり、何度もモチーフとして登場しています。作家自身も雛を収集しており、制作時の作家の感性を反映して、雛の表情に変遷が見えるとのこと。今年の雛がどんな佇まいを見せてくれるか、大変、興味深いところです。
手作り感を強く感じさせる作品から、すっきりとしたフォルムの作品まで、横田敬子の作風は、その時々の作家の想いを反映して変化しながらも、根底には、常に、土への温かい愛情があります。皆様も是非、一足早い春の土の匂いを感じにいらして下さい。

作家の言葉 横田敬子

寒さの残る季節の中で、ひなを飾る。
そこから、ほっこりと暖まる。
うつわも、ひなも、ほっこりと。
春をつげる 光の色 風の音