守亜作品展 アクアプラントネットワーク♯5

2009年9月19日(土)ー9月27日(日)
13:00〜19:00(最終日〜18:00)
会期中休み/24日(木)

■このたび、Gallery花影抄では、『守亜作品展 アクアプラントネットワーク♯5』を開催させて頂く運びとなりました。守亜さんは、主に水棲生物や爬虫類などを題材に、樹脂による立体作品を制作しており、Tシャツのデザインなど平面の仕事もあります。立体作品は、1メートルほどのサイズのものから、数センチほどのストラップ仕様のもの、なかには根付仕様のものまであります。
現代根付を中心に扱っている私共のギャラリーと守亜さんとの出会いですが、最初は、制作の参考のために「根付」を観に訪れ、その後、展覧会を開催するようになりました。「根付」をメディアなどでの取り上げられる際に、ストラップやフィギュアなどを例えとしてあげられることが多く、私共としても、何か気にかかり、この数年、守亜展を開催してきました。彼の考えでは、フィギュア作品の元は、やはりプラモデル・模型の文化であるとのこと。しかし、根付という日本独特の造形世界にも興味がある・・・そんな環境の中で「根付の世界」から、必要な要素を取り込みつつ、自分の作品世界を発展させています。昨年から、制作のメインは、根付的なサイズのストラップ作品より、大きなオブジェ作品に移りました。
5回目となる今回の個展で、どのような作品群が発表されるのか、是非、ご高覧下さい。
何卒、宜しくお願い申し上げます。

□作家の言葉 守亜

今年上半期に製作した作品の展示です。
まず絶滅魚のディプラカントス、アレニプテルス、それから絶滅原猿ノタルクタス。
アカメアマガエルの大きなオブジェ。
マリンアクアリスト掲載分のタイガーエンゼル、アバチャン、コガシラボウエンギョなど。
特に上野動物園「アイアイのすむ森」に取り付けられたパンサーカメレオンとマダガスカルヒルヤモリのレプリカを展示します。普段動物園では手の届かないところに取り付けてあって、間近では見られないのでこの期に是非ご覧下さい。

それからレジンキャストで根付作品に挑戦します。
どこまでのクオリティのものができるか挑戦したいと思っています。
モチーフは熱帯に棲む亀と守宮です。

あと、かねてからお問い合わせをいただいておりましたイラストも今回の作品展にて展示販売いたします。
アトリエのある桐生の和紙を使い、私のいつもの画風である生物+文様の絵を描いてみたいと思っております。是非、楽しみにしていてください。



□略歴

守亜 (もりあ)

□1975年 北海道生まれ
群馬県在住
群馬大学教育学部美術専攻工芸研卒
2000年 アクアプラントとしての活動開始
「私的熱帯世界」をコンセプトに造形、平面問わず表現の幅は広い。
現在、桐生大学短期大学部にて非常勤講師

□個展
2006年「アクアプラントネットワーク#1」デザインフェスタギャラリー・原宿
2006年「アクアプラントネットワーク#2」太陽のうた・群馬
2007年「アクアプラントネットワーク#3」花影抄・根津
2008年「アクアプラントネットワーク#4」花影抄・根津
2009年「アクアプラントネットワーク#5」花影抄・根津

□グループ展
2007年「かえるてん」たまごの工房・高円寺
2008年「かえるてん」たまごの工房・高円寺
2008年「Netsuke & Accessory」花影抄・根津
2008年「海のモノ展7」SpaceSprout・下北沢
2009年「絶滅魚とその周辺」六甲昆虫館・神戸
2009年「CosmicFusion」O美術館・大崎
2009年「海のモノ展in葛西臨海水族園」葛西臨海水族園・葛西

□仕事
2008年DVD「ヴェノムハンターwithナイジェル・マーヴェン」「アグリーアニマルズwithナイジェル・マーヴェン」のプレゼント企画の原型担当
2009年上野動物園「アイアイのすむ森」のパンサーカメレオン、マダガスカルヒルヤモリのオブジェ製作
2009年群馬県自然史博物館の企画展「シーラカンスの謎に迫る}にアレニプテルス(絶滅シーラカンス)貸し出し協力

□協力
イベント
ワンダーフェスティバル、デザインフェスタ、静岡レプタイルズショー、など

□メディア掲載
2006年 雑誌「マリンアクアリスト」ミラクルアクアリウムにてフィギュアの連載始まる(2009現在継続中)
2006年雑誌「ビバリウムガイドNo.34」トークステージにて対談記事
2007年雑誌「美庵Vol.44」にて紹介記事
2008年雑誌「ビバリウムガイドNo.40」にて付録ポスターの原画担当
2009年「カメが好き!-かめ亀KAME図鑑」にて根付風ストラップの紹介

守亜のホームページ