秋葉絢 展「よつばさがし」

2013年4月20日(土)~4月28日(日)
休廊 4/25(木)
13:00~19:00(最終日は18:00まで)




■秋葉絢は、2003年に多摩美術大学工芸学科を卒業後、コアガラスの技法を使って制作、
作家活動をしてきました。今まで作家自身が経験してきた季節や、出来事を、作品のテーマとして
掲げ制作しています。

今年は作家として活動を始めて11年目。今回の個展では、気持ちを新たに制作したという、
秋葉にとっては今までで一番小さいタイプで密度の濃い蓋物の作品に挑戦しています。

自分が感じてきたことの断片を切り取り作品として表現する。季節のひとこまだったり、
夢のような憧れだったり、それは色々な場面で、見ている者を飽きさせる事のない、たくさんの魅力に溢れています。

制作を「ものづくり」と表現する、作家の言葉からも真面目な作家の人柄も垣間見ることがで きます。
10点ほどの、小さい蓋物の作品で構成される、秋葉絢の四季を、ぜひ感じにいらしてください。

(担当:木塚)



●作家のことば

特別に自然が豊かなところで育ったというわけではありませんが、両親は、私が幼い頃から、
身近にある草木や生き物に目を向け、触れる楽しさを教えてくれました。

季節ごとに移り変わる空気、光、色、音、匂い。
特別なことではなく、私たちの身近に、ごくあたりまえにある世界がみせる表情。
日常の中で、出会い、目にし、感じた、ささやかな幸せを、ガラスという素材を
通して表現していきたいと思っています。

ものづくりと向きあって10年。
両親、友達、たくさんの大切な人たちに支えられ、ものづくりを続けてこられたことに感謝し、
また新しい気持ちで歩んでいけたらと思っています。

秋葉絢