小平彩見 木版画とえほん

2008年7月19日(土)-7月27日(日)

ご挨拶

木版画の作家、小平彩見さんをお迎えしての展覧会。小平さんは、この数年の間、続けて展覧会を開催してきました。
今回の展覧会は、作家の言葉にもあるように、初めての出産をはさんでの期間に制作した作品の数々。
新しい命を生むという大きな経験が、作家や作品の中に、なにかの変化をもたらすのかどうか、楽しみにしたいところです。
展示は、福音館書店から出版されている『おおきなポケット』という雑誌に掲載された挿絵の原画を中心にならびます。

作家の言葉

 今年の個展は、福音館書店月刊誌「おおきなポケット」08年2月号に掲載された「お星さまは、いかがです?」(作:林原玉枝)での原画9点をはじめ、星をテーマにした木版画を展示します。
 このお話の挿絵を制作しているとき、私ははじめての出産を控え、新しいいのちの誕生に胸膨らませていました。そして産後はというと、感慨にふける余裕もなく、育児の合間をぬうようにして無我夢中に制作した作品です。産前産後の作品が同時に並ぶ今年の個展。作家本人もどんな感じになっているのか想像がつきません。さて、何かいつもと違うものが見つかるのでしょうか? 
小平彩見ホームページ「版画日和」