Profile秋葉絢について

秋葉絢は多摩美術大学でガラス制作を学び、その経験をもとにこれまで自分が体感した風景や情景、思い出をモチーフとして作品を制作してきました。

私的な経験から表現される世界観や自分の思いを、ガラスという素材に込め形にしています。技法はコアガラス、そしてバーナーワークを独自に発展させ、主に蓋物や飾瓶の作品を制作しています。

手のひらにのるくらいの小さい秋葉絢の作品は、懐かしさや、わくわくするような気持ちが芽生えます。誰もが小さい時に少なからず感じたであろう、わくわくする感覚を思い出させてくれます。秋葉は日々暮らす中、何気ないことを拾う才能があると、話をしていて思うことがあります。道端に落ちているものや、端っこにいるような生物。よく雀や蝸牛など小動物を救う話を聞きます。視点がとても地に近いのです。そういった体験を元にふくらませた幻想を作品にした、素晴らしいオリジナリティのある秋葉絢の作品世界を、楽しんでもらえましたら幸いです。

略歴

1978年
神奈川県生まれ
2003年 
多摩美術大学工芸学科ガラス専攻卒業

現在、自宅工房にて制作活動。2006年よりギャラリーにて個展を毎年、精力的に行う。グループ展、企画展など多数参加。グラストレックガラス工芸教室(田端)にてバーナーワーク教室講師。

2001年
グラスクラフトトリエンナーレ 入選
2002年
日本ジュエリーアート展 入選、伊丹国際クラフト展 入選
2003年
日本クラフト展 入選
2010年
多摩美術大学工芸学科ガラスコースにてバーナーワーク特別講義。
2012年
「第12回 '12日本のガラス展」(代官山ヒルサイドフォーラム、パラミタミュージアム、黄金崎クリスタルパーク・ガラスミュージアム、石川県立能登島ガラス美術館)
2014年
富山ガラス造形研修所にて特別講義。
2015年
「タマビガラス」 (多摩美術大学美術館)
2019年
「秋葉絢 ガラス展」(北澤美術館/諏訪)
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