河童合羽製造

Kappa Kappa Seizō (Raincoat Making by Kappa)

題名
河童合羽製造
大きさ
3.6 × 3.3 × 2.5 cm
素材
磁土
価格
販売済
制作年
令和5(2023)年
管理番号
izm23050705
備考
連作「イキカタイロイロ江戸ものづくり」
作家より
合羽は16世紀に来日したキリスト教の宣教師が着ていた外衣(capa)が元。当初は豪華な羅紗を材料とし武士階級に珍重されましたが、江戸時代に入ると幕府が贅沢品を禁止し、桐油を塗布した和紙製の物へと替わっていきました。和紙製の合羽は安価で軽量で便利なため、瞬く間に普及し、小さく畳んで懐に入れられる懐中合羽が発明され、旅行の際の必需品として使用されました。河童が塗るのは桐油、赤や黒の桐油合羽が人気です。合羽製造のような居職では着物の着流しが基本でした。片肌を脱いでいるのは湿度の多い夏の出で立ち。(泉水)