王子路考(二代瀬川菊之丞)・路考結びに紫帽子

Ōji-rokō (Nidai-SEGAWA Kikunojō), Rokō-musubi ni Murasaki-bōshi (Kabuki Actor Segawa Kikunojō II known as Ōji-rokō, Obi Tied in a Rokō Knot and Purple Hat)

題名
王子路考(二代瀬川菊之丞)・路考結びに紫帽子
大きさ
5.0 × 3.7 × 2.3 cm
素材
磁土
価格
販売済
制作年
令和5(2023)年
管理番号
izm23093008
備考
連作「粋にいきたいお江戸の装い
作家より
飛び抜けて容姿に優れており、1756年(宝暦6)「百千鳥娘道成寺 」で菊之丞を襲名、若女形の筆頭となりました。路考結び、路考髷、路考櫛、、、とその名のつくものが庶民の間に流行しました。道成寺にかけて白蛇に艶やかな女形を演じてもらいました。着物は路考の結綿紋、頭には紫帽子※。
※紫帽子(野郎帽子)……前髪のある美少年による若衆歌舞伎が風紀を乱すとのことで禁ぜられ野郎歌舞伎となったが、その若衆が前髪を落とした月代姿を隠すために置手拭をした。これが前頭部に垂れるびらり帽子に変わり、元祿頃から紫縮緬で作った紫帽子、あやめ帽子など多くの種類を生み、逆にお洒落の一つとなった。(泉水)