果熟来禽
Kajukuraikin (Fruit is Ripe for the Bird)
題名
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果熟来禽
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サイズ
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4.3 × 4.1 × 2.8
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素材
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ヘラ鹿角 象嵌:水牛角、真鍮
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価格
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143,000円(税込)お取り置き中
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制作年
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令和7(2025)年
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管理番号
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juk25041208
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備考
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孺禾 根付彫刻展「海を渡って来た物語」にて発表。
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ギャラリーより
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美味しい果物に鳥が集まる図に、商売繁盛、招福、吉兆などの意味を込めています。
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作家より
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「果熟来禽」は明~清時代の中国の画家“八大山人”が描いた「叭々鳥(ははちょう)図」を元に制作しました。叭々鳥はムクドリの仲間で、日本でも吉祥鳥として水墨花鳥図の中で見かけることがあります。中国語の発音で”叭々(バーバー)”は、鳥の鳴き声なので、そこから名前がついたようです。八大山人は明王朝の血筋だったので、明の滅亡後はもどかしさと辛さに苛まれ、仏門に入ったそうです。この叭々鳥が、ちょっと煩わしそうに目を瞬かせるのは、清朝に対する作者の不満と抑圧を表わしているようにも感じます。個性的な画風と、わずかな筆の運びで作者の心理を表現する面白さがあったので題材に選びました。(孺禾)
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