金属工芸作家による根付展

Netsuke by metal craft artists 2012
上原万征 壽堂 中梶真武 吉見普光

2012.7.21(土)~29(日) 

13:00~19:00(最終日~18:00)
休廊日/7.26 (木)



彫金やシルバーアクセサリーなどの技法を学んだ作家たちによる現代根付の展覧会です。
根付というと、主に象牙彫や木彫のイメージがありますが、昔から金属製のものも沢山制作されていました。現代でも、銀製の装身具などは身近なものであり、日常生活の中で親しまれています。
使用に耐えうる強度を持ちつつも装飾性に富み、実用的です。日常的に、根付を身に付けて使って頂くために、金属素材という選択も有効なのではないか?と考えています。
ジュエリーなどの作り手から、根付彫刻を作るようになったという作家の方々は、過去に何人もおられます。「現代根付」は、「装身具」の世界から遠ざかってしまったように感じられます。そんな中で、今、装身具を手がける作家からの根付制作への期待があります。
今回出品する4名の作家が、今後どのように「現代根付」に関わっていくのか、見守って頂ければ幸いです。

是非、多くの方々に御来場いただき、ご意見、ご感想などお伺いさせて頂きたく存じます。
一同、心よりお待ち申し上げております。

(担当:Gallery花影抄 橋本達士)

・上原万征
1975年生まれ(兵庫県)東京都在住
2000年 ヒコみづのジュエリーカレッジ(キャリア)にて彫金を学ぶ
2008年 朝日カルチャー「現代根付教室」にて、駒田柳之・黒岩明両氏より根付彫刻を学ぶ。

・壽堂 本展覧会より、金属工芸ブランドとして活動を開始

・中梶真武
1987神奈川県出身
2006ヒコみづのジュエリーカレッジに入学し金属加工を学ぶ
2010ヒコみづのジュエリーカレッジ研修生修了

・吉見普光
1954年生まれ 東京都在住
簪や髪飾り・帯留など、装身具を主に制作する。
1994年 第24回伝統工芸 日本金工展入選(以後、第29回まで。)
1998~99年 日本クラフト展入選