森謙次 根付彫刻 展
少年ヨ神話になれヨッ!

2016/5/28(土)~6/5(日)
※5月30日(月)休廊
13:00〜19:00(最終日は18:00迄)




■作家の言葉

作家の言葉 森謙次

古今東西、神話について語られることは尽きる事がありません。
根付の世界もそれは同じで古くから伝説や神様、仏様をモチーフに制作されてきました。
そこで現代で根付師を生業としている自分の視点で神話根付を制作をします。
あまり神々しくない可愛い神話の世界を目指していきます!

また、私事ではありますが、
昨年、子供が生まれ父親になりました。
以前から子供は好きだったのですが、自分の子供となると より一層可愛いです。
ただ それと同時に「自分が親になって大丈夫かな?」という思いもあります。
まだまだ大人になり切れていなく、子供だな〜と感じる事が多々ありまして、
そんな自分の中の子供の部分を作品にして表現してみたいと思い立ちました。
将来への希望を持っている自分、おっちょこちょいな所、ぼーっとした部分などなど、
そういった気持ちも、根付を通して形に出来ればと思っています。


■展覧会によせて Gallery花影抄/橋本達士

根付彫刻の題材として、仙人や七福神などは昔からの伝統的なもの。
それらの神さま達は、根付彫刻になる事で、
自然と親しみやすさを持たれてきたように思います。

個性的な根付作家・森謙次の視点で、
あらためて現代にポップな神仙界に住まう方々の姿を表現します。

森は、この数年、出雲産の鹿角を好んで根付彫刻の素材に使用してきました。
今回も、神々の土地である出雲の鹿角を多用して、根付を制作しています。