アクアプラントネットワーク#4
～熱帯に棲息する生物をモチーフにした絵と立体作品～

2008年03月22日 〜 2008年03月30日

ご挨拶

　昨年につづいて、アクアプラントの守亜さんに作品展を開催して頂くこととなりました。
　生き物を題材にしたフィギュア作品というと、まずリアルな復元作品群を思い浮かべますが、守亜さんは、その先の独自のイメージ世界を模索しているようです。今回の展覧会では、そういうイメージの世界を掘り下げた仕事と、写実的な技量を発揮した仕事、両方の作風の作品が並びます。作家の今後の方向性が伺える展覧会になるのではないでしょうか？
　立体作品だけでなく、平面の作品にも持ち味を発揮していて、新しい展開を楽しみにしているところです。（絵は、主にＴシャツなどのデザインに応用されています。）
　気軽に買える「根付ストラップ」のシリーズ、大きなサイズの立体作品、Ｔシャツ各種、イラストレーション、と多様な守亜さんの世界が展開されます。お楽しみに！

作家の言葉

　昨年に続く今回の作品展は、「生き物をリアルに作らない」という今までの流れをさらに推し進めたものになっています。生物をモティーフにする上で、特徴を捉えて巧く作ることも大事な要素ですが、私自身の最近の傾向として印象を捉えて“らしく”作ることに夢中になっています。そのなかで、リアルに作るということよりも、「自分にはこういう風に見える」というような超主観で生物を捉え、大胆にディフォルメした絵や立体をお見せできると思います。
　そのほか、雑誌の連載記事で使用したリアルな海水魚のフィギュアも展示いたします。
守亜和由紀　http://aqua-plant.net