金井麻央・中梶真武二人展

2017年7月22日(土)~30日(日)
※休廊 24日[月]
13:00~19:00(最終日は18:00まで)



■ギャラリーから

漆芸家・金井麻央と現代根付作家・中梶真武の二人展。
きらびやかな漆芸技法により温かな生き物の世界を表現する金井麻央と、持ち前のデザインセンスと根付彫刻で培った造形力で、スタイリッシュな動物像を創り出す、中梶真武。素材を大切にして作品と向き合う若手二人の展覧会です。
それぞれが、根付+α の作品構成で出品をいたします。
技法の違う二人の作品が会場でどのように響き合うのか、楽しみな展示です。
皆様の御来場を一同お待ちいたしております。何卒宜しくお願い申し上げます。
(Gallery花影抄/橋本達士)


■作家の言葉

□金井麻央
今回の展示では、夜空の煌めきと生物をひとつのテーマとして、
自然界を生きる動物の姿、また動物が登場する童話をモチーフとした作品を根付、蒔絵・螺鈿額といった形で表しました。

※DM画像作品「望郷」(根付)
サイズ/2.7×2.4×高さ3.4cm
技法/螺鈿、蒔絵、彫刻、素材/漆、朴、鹿角、貝、金粉、顔料


□中梶真武
今回の2人展では、これまで作ってきた動物たちをモチーフとした根付の他に新しい試みとして宝石彫刻の作品にも取り組みました。主に身につける事を前提として根付、ジュエリーを制作してきたため、そういえば純粋に彫刻としての作品を作ることはあまりなかったなと思いながら新鮮な気持ちで仕事を進めることができました。

※DM画像作品「広漠に宿る」(根付)
サイズ/5.2×3.5×高さ3.6cm
素材/木(パオロッサ)、シトリン、銀粉