2014/5/24（土）～6/1（日）
5/29（木）休廊

古い根付には、江戸の庶民の活力を投影したようなものも数多くありました。
今回の森謙次の展覧会では、主に擬人化された神様や動物たちが働く姿を題材にした根付彫刻作品が並びます。
缶コーヒーのコマーシャル的な世界観で、現代社会を日々生きる私たちの姿も投影しています。
展覧会タイトルは「グッジョブ！森謙次根付彫刻展」、仕事をする人達への共感や応援でもあり、
作品そのものも「グッジョブ！」でありたいという二重の意味がこめられています。

（Gallery花影抄／橋本）

写真の作品のタイトルは「毘沙門天の休日」、動物園の飼育係として働く毘沙門天がトラ小屋の掃除をしている姿です。
ユーモアと温かみ溢れる根付彫刻、およそ十点あまり。
他に、帯留やストラップも並びます。

掲載作品「毘沙門天の休日」
サイズ／3.5×3.2×2.7cm
素材／ヘラジカの角、べっ甲、白蝶貝、象牙