夏夢譚 北澤いずみ陶根付展

2009年7月18日(土)ー7月26日(日)
13:00〜19:00
会期中休み/23日(木)
※月曜日・水曜日も通常営業いたします。

■このたび、Gallery花影抄では、陶芸家 北澤いずみの作品展を開催させて頂く運びとなりました。
 北澤は、この数年根付作品をメインにした展覧会を展開してきました。試行錯誤を経て、今回の出品作品では、いままでの北澤の作品には、ほとんど登場してこなかった「人物」が現れてきました。それらは、作家自身の投影のようにも見受けられます。新しい展開を予感させる展覧会となりそうです。是非、御高覧下さいませ。何卒、宜しくお願い申し上げます。

■作家の言葉 北澤いずみ

もともと細かい作業が好きで、陶根付を勧められ手探りで作り始めて6年目になりました。
これまで出会ってきた根付師の方たちの素晴らしい技術と意匠に、感動しまた、自分を反省してきました。自分のやりたい事と自分に出来る事とをすり合わせて作品を作って来たつもりですが、根付に出会って6年目にもなり、やきものを始めて12年が経ちました。

やきもの自体に対しても、根付に対してもそろそろやりたい事というよりは、自分がやるべき事が有るかも知れないと思いはじました。

こんな事を言っては怒られてしまうかもしれませんが、私は根付が好きで根付を作り始めたわけではないので(たまたま紹介され、出会った!という感じです。)、どうしたら根付らしい作品を作れるかという事をいつも考えていました。多少の行き詰まり感の中で、いくつかの決まり事を守った上でなら、「根付らしさ」より「自分らしさ」に重きを置いて作品を作ればいい、と、当たり前のような当たり前でないような事を考え始めました。それがやるべき事かどうかは別として、今回の作品はそういったところから生まれてきた作品です、色々なご意見やご感想をお聞かせいただきたいと思います。

是非、ご来場下さい!