Web Exhibition
永島信也 彫刻展「からの依代」
2020年5月16日[土] 特設Webページにて開催中
WEB特設ページにて作品とインタビュー動画を公開しております。
https://www.hanakagesho.com/ngs2020/index.html
【作家の言葉 永島信也】
僕は、今回の個展、現在に至るまで、自分が何を作りたいのかを探し続けてきました。
もう一歩先の、自分の芯となるものへの渇望が心の中にずっと潜み続けており、そこへの挑戦が近年の課題になっていたように思えます。
自分が何を作ってきたのか。僕が作ってきたものは御守りであり、その人がその人自身の祈りや想いを込めて飾るなり身につけるなりするための依代だったのです。
個展タイトルの「から」とは空であり殻です。容れ物としての依代があり、そこを満たすのはその所有者です。
根付は縁起担ぎとして御守りの要素は強いですし、今回扱ったモチーフはどれも何か願いや思いを受け入れる余白を持つものたちです。
今回の新作展は作品が持つ御守りとしての要素を強く前面に出したものとなります。個展「からの依代」、僕の「からの依り代」たちをお楽しみくださいませ。
【ギャラリーより】
永島信也の2020年の個展は、この度の感染症による社会的状況をふまえ、足をお運びいただく御客様、作家本人、その身の回りの方々の安全のために、根津のギャラリーの空間ではなく、オンライン上での開催といたします。
多くの方々に外出していただかなくても、永島信也の作品世界の魅力を存分にお伝えできるように、インターネット上の特設展覧会ページを現在制作しています。
5月16日よりページが公開となる予定です。
奇しくも永島が制作し準備をしてきた作品群のテーマは、人の祈りや想いを込める御守りであるとのこと。
いろいろな環境の方がいらっしゃるかと思いますが、ひとりでも多くの方々にお楽しみいただけることを作家ともども、心から願っております。
なにとぞよろしくお願い申し上げます。
(Gallery花影抄 橋本 達士)