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判官―崔府君

大きさ:根付:4.0 × 3.1 × 2.6 cm 緒締:1.9 × 1.5 × 1.4 cm
素材:鹿角 象嵌:牛角、椰蒂(ココナツ)
制作年:令和2(2020)年

作家による作品解説(一土)
『西遊記』によると、崔判官は崔鈺という人で、中国伝統文化の冥府四大判官の一人です。生前は公正無私で、死後閻羅王の腹心の査案判官となり、善を賞し悪を罰し、生死を管理するその権力は、古くから現在にまで至っています。手に持っている「生死簿」と「魂抜きの筆」で、誰が死ぬべきで誰が生きるべきかが一瞬で決まってしまうのです。コロナ禍のこんなご時世だからこそ、崔判官の用筆を慎むように、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

一土 略歴

一土 YiTu
1987年 山東省東営市出身
2010年 天津美術学院卒業
2015~ 彫刻を独学しています
2017年頃根付と出会い制作を始める
2018年から上海の根付ディーラー「元気造物」の取扱作家となる
2018年4月と2019年4月二年連続「元気造物根付交流展」に出展
中国の神話、和風の鬼を題材とするものが多い

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